ざーざーざー。
ひゅ〜ひゅるり〜。
ざぶーん。ざざざざざー。
第2期ロケ4日目の明け方、天草地方は大降り土砂降り。
ものすごい勢いの風雨が吹き荒れておりました。
4日目ロケは天草町大江の須賀無田海岸。
この雨で本当に決行できるのだろうか、と
天草町下田の「風来望」に寝泊まりしていたロケ隊一行が、
やや不安に駆られながらも眠りについていた頃。
真っ暗闇の須賀無田海岸に、怪しいひとつの灯りが浮かび上がっていました。
…真夏でもないのに。
まさかの恐怖映像でしょうか。
とりあえず、おそるおそる近づいてみましょう。。。
ん?
ランタン?それとも、ストーブ???
ん?
鍋がある。。。いったい何が???
ギョ、ギョエーーーー!!!(@o@;)
こわい。
こわすぎる。
人っ子一人いないはずの丑三つ時の海岸に、
炎とこんなものがあるなんて。
こわすぎる。
…と思われても仕方ありません。
えぇ。あるはずのないもの。いるはずのない方がここにいたのですから。
それは、さかのぼること2日前。
「七城豚のゲンコツを10kg。レスポンスが明日の夕方。間に合えば良いのだが…」
というつぶやきにはじまりました。
どこで仕込むのだろうという森さんの質問に対し、
「海辺です。イメージは湧いています」と答えたのは、
今回、本作のVisual Effectsを担当してくださる立石和也さん。
株式会社レドットの代表で、ビジュアルエフェクツスーパーバイザーという
肩書きを持つ人物です。(詳しくはコチラ → ◎)
その翌日、「とりあえず七城豚ゲンコツ10kgと山鹿の湧き水をGet」という言葉とともに
このような画像をアップしていた立石さん。
「トンコツはクリエイティブ!」と、何度も何度も唱えながら、
日中の仕事をこなし、金曜夜中に熊本を出発。
そして、現れたのがこの光景でした。
「これはシャレにならん!俺の想像を余裕で超えた」とつぶやきながら、
風雨が吹き荒れるなか、ジャックダニエルを片手に必死で暖をとる立石さん。
「今から、九州男児のトンコツをつくる」と宣言したのは、
まだ真っ暗闇にあかあかと炎が浮かび上がるような時間帯でした。
やがて夜も明けはじめ、
素泊まり2000円〜でOKな
下田の超快適バッグパッカーズ宿「風来望」からやってきたロケ隊一行。
よかったですね、合流できて。
と、なんだかこっちまでうれしくなってくる光景です。
そしてなぜか、記念撮影 ↓(笑)
これ ↓ 立石さんが一人でご用意なさったセット。
きっとね。あれです。
前回、牛深〜大江でのロケに同行した際、
撮影隊の大変さとか、まだ春とは名ばかりの海風の冷たさを
身を以て感じ、毎日ロケに同行できるわけではないから!と
何かみんなを元気づけることをしたい!と、思い立ち、
あったかくて精のつく、トンコツラーメンを振る舞おう!と思われた
…のだと思うんです。
みんなが合流しても、黙々と一人、ラーメンづくりに励む立石さん。
ただいま、チャーシュー仕込み中。
ファイヤー!
大仁田ばりに燃えてますw
でも、こうやってみると香ばしくっておいしそう。
きっと脂がのっていたのでしょう。
さて。お気づきでしょうか。
前回のブログでご紹介した下の写真。
そう、山下さんが木を拾って投げている写真、
コンクリートの上にいるのが立石さん。
あの木は、ラーメンのためのものだったのですね♪
(あーすっきりした)
結局、明け方まだ暗いうちから仕込み始めたトンコツスープ、
ロケが終わった後、この日の宿泊先、「ブルーアイランド天草」へ
みんなとともに移動。
ここでも、丁寧にアクをすくう立石さんの姿が。
しかしながら、ひとつ気がかりなことが。
昼間の時点で一言、つぶやきがあったのです。
「私は(普段あまり)料理をしないので、味付けはできません」
「塩しかありません」
!!!
私はこの時点からずーっとドキドキしっぱなし。
一連の写真から目を離せなくなったことは 言うまでもありません。
さて。そういうわけでかどういうわけでか、
自然発生的に、ラーメン教室。
どこに正解があるのか、はわからぬまま
いつしか、みんなが率先してラーメンづくりに励みだし。
力を合わせ。
白濁スープがとれました。
そしてこちらは、十数時間も煮込んだトンコツスープの副産物。
コラーゲンの塊。
ポン酢をかけ、女性陣も大喜びでいただいた、そうです。
たしかにおいしそう…(!?)
ただその…気になるのが
待てど暮らせど、ラーメンの画像があがってこないこと。
ラーメンの感想が述べられないこと。
あまりに気になったので「ゴールはどこに?」と尋ねたところ、
「ロードムービーにゴールはない」という森さんの名言がかえってきました。
なるほど。
人生を、生きるということを、教えてもらった気がします。
考えてみると、数日前から何をすればみんなが喜ぶかを一人で考え、
ただでさえ忙しい日々のなか、
サヴァイバル的な要素もありつつの材料確保までし。
そして寝ずに現地へひた走り。
真っ暗闇で風雨にさらされながら、ただただスープを作り続けた。
そんな立石さんの不器用なほどにまっすぐすぎる想いは、
ものすごくみんなに力をくれました(おそらく)。
こういう想いの結集が、この作品の魅力のひとつ。
きっとそういう愛情が伝わるのでしょう。
立石さんと松本さんちのさくらちゃんは、いつの間にか仲良しに。
ありがとうございます。
立石さん。
もちろん、ロケ中は完成後の自らの仕事のために、
しっかり撮影立ち会いもなさっています。
本業、すごい人です。
突き抜けてなんぼ、です。
特撮映画やTV-CM、オリンピックのプロモなども手がける
立石和也さん→◎
クリエイティブって、創造。
完全なところには創造はないわけで。
未完成こそ、クリエイティブ。
つまり、「TONKOTSU is creative.」です。
そして、「ロードムービーにゴールはない(by 森さん)」です。
このような、愛すべき個性あふれるクリエイターたちが、
それぞれの才知を結集して製作中の映画「NOT LONG AT NIGHT」
どうぞ、皆様のあたたかいご支援・ご協力もよろしくお願いいたします。
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「NOT LONG AT NIGHT 〜夜はながくない〜」は、
「グレーのバリエーション」を手がけた遠山昇司監督がメガフォンをとる
「グレーのバリエーション」を手がけた遠山昇司監督がメガフォンをとる
熊本・天草を舞台にしたロードムービー。
本作は、鑑賞者の方々、熊本にお住まいの方、
今という時代を共に生きる、縁のある方々とともにつくりあげていく
参加型の映画として、【ソーシャルファンド】のシステムを採用しています。
一口5000円から、誰でも参加できるこちらの映画。
個人はもちろん、企業・団体様での応援も大歓迎です。
映画をサポートしていただいた方には感謝の気持ちを込めて、さまざまな特典・ギフトをご用意しております。
クレジット記載・本編DVD・披露試写ご招待付き!
■ 5,000円コース(5,000円×1口)
・映画のエンドロールにお名前を記載します。
(※お名前は本名・ニックネームなど、ご希望の形をお選びいただけます)
・公開後、本編DVDをプレゼント。ご自宅にお届けします。
・2012年夏頃、開催予定の関係者披露試写会に無料でご招待いたします。
上記+クリエイター&アーティスト作品の選べるプレゼント付き!
■10,000円コース(5,000円×2口)
・映画のエンドロールにお名前を記載します。
・ 公開後、本編DVDをプレゼント。ご自宅にお届けします。
・ 2012年頃、開催予定の関係者披露試写会に無料でご招待いたします。
☆ 監督・遠山昇司が手がけた映画『グレーのバリエーション』DVD
☆ 写真家・森賢一がロケ中に撮影したシネマフォトのカラープリント
☆ 音楽家・志娥慶香による本作のサウンドトラックCD
☆ 『天草在郷美術館』主宰・加藤笑平のドローイング作品と天草の手づくり塩
☆ 他のどこでも手に入らない、本作の本編用ポスター
☆ 本作の鍵を握るアイテムのシークレットプレゼント
(※上の3つに加え、☆印のなかからお好みのものを1つチョイス)
<上記特典に加え、驚きのプレゼントがもらえる数量限定の2コース>
■ 100,000円コース
☆ 心象風景を紡ぎ出す音楽家・志娥慶香による作曲権。ピアノソロ曲の楽譜(5分程度)をプレゼント
☆ 国内外で活躍する美術・KiNGが手がけた、劇中で登場したオリジナル作品
☆ デザイナー・田中真がデザインを手がける、劇中で登場したパーティドレス
☆ デザイナー・田中真がデザインを手がける、劇中で登場したロングコート
■ 250,000円コース
・ 公開後、本編DVDをプレゼント。ご自宅にお届けします。
・ 2012年頃、開催予定の関係者披露試写会に無料でご招待いたします。
・監督・遠山昇司が手がけた映画『グレーのバリエーション』DVD
・写真家・森賢一がロケ中に撮影したシネマフォトのカラープリント
・音楽家・志娥慶香による本作のサウンドトラックCD
・『天草在郷美術館』主宰・加藤笑平のドローイング作品と天草の手づくり塩
・他のどこでも手に入らない、本作の本編用ポスター
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本作公式ウェブサイト(http://not-long-at-night.com)にバナー広告掲載
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☆ エンドロールクレジットと映画のフライヤーにエグゼクティブプロデューサーとして掲載させていただきます。
本作公式サイトより、オンラインショッピングでご利用いただけます。
是非一度お目通しいただき、サポート&情報共有をよろしくお願いします。
NOT
LONG AT NIGHT公式サイト http://not-long-at-night.com
(スタッフ木下)
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